小沢氏進退で駆け引き…民主、党内抗争の兆し(読売新聞)

 政治資金規正法違反事件を抱える小沢民主党幹事長の進退をめぐり、党内で小沢氏に近い議員と距離を置く議員の間で駆け引きが始まった。

 党内の多くの議員は、逮捕された石川知裕衆院議員らの拘置期限である2月4日に、検察がどのような判断を下すのかが小沢氏の進退にも影響すると見て注目している。

 小沢氏と距離を置く渡部恒三・元衆院副議長は1日夜、小沢氏が記者会見で「私自身が刑事責任を問われることになれば、責任は重い」と発言したことについて、「そりゃ当たり前だ。重いに決まっているだろ。誰だって(刑事責任を問われれば)」と記者団に述べた。渡部氏は「刑事責任を問われなくても、世間を騒がせたのだから幹事長を辞任するのは当然」(同氏周辺)と考えているとみられる。

 小沢氏に進退の判断を求める声は、先週末から一斉に広がった。

 口火を切ったのは、かねて小沢氏に距離を置く前原国土交通相、枝野幸男・元政調会長、野田佳彦財務副大臣の3氏だった。いずれも渡部氏が「民主党7奉行」として親交を深めてきたメンバーのため、党内では「7奉行で示し合わせて批判ののろしを上げたのではないか」との見方も出ている。

 「2次補正予算が成立し、小沢氏を批判しても、鳩山政権への影響は最小限で済むと判断したのだろう」(党関係者)との声もある。

 一方、小沢氏に近い議員は、前原氏らに反発を強めている。小沢氏を支持するグループの一人は「国会の各委員会の理事には、小沢グループの面々が配されている。前原氏なんて、日本航空の経営破綻(はたん)問題で一歩間違えればアウトだ。小沢氏を批判する閣僚は、委員会で支えるのをやめてやろうか」とけん制している。

 対立は、「ポスト小沢」も視野に入れた闘いとなりそうだ。

 小沢氏周辺は、仮に小沢氏が刑事責任を問われるような事態となって小沢氏が幹事長を辞任しても、「院政」が続けられるよう、小沢氏に近い輿石東参院議員会長らを次期幹事長に据えようともくろんでいる。

 一方、前原氏らは「このタイミングで小沢氏の影響力を党内から一掃しなければ、いつまでも小沢氏に頭が上がらない状況が続く」(同氏周辺)と見て、小沢氏と距離を置く議員を「ポスト小沢」に据えたい考えだ。

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21日にシンポジウム「がん医療従事者へのメッセージ」(医療介護CBニュース)

 筑波大附属病院総合がん診療センターは2月21日、茨城県つくば市のつくば国際会議場で、がん医療従事者や一般市民を対象とした公開シンポジウム「がん医療従事者へのメッセージ」を開催する。

 第1部では「進むがん医療と『2.5人称の視点』」のテーマで、ノンフィクション作家の柳田邦男氏が講演。
 第2部は「明日世界がかわるとも、ともにリンゴの樹を植える」と題して、パネルディスカッションを実施する。座長は、筑波大附属病院の総合がん診療センター部長の赤座英之氏と、消化器内科教授の兵頭一之介氏。パネリストとして、同病院の腎泌尿器外科病院教授の河合弘二氏、消化器外科講師の小田竜也氏、婦人周産期科講師の佐藤豊実氏、看護師の金子真琴氏、臨床心理士の新井励氏のほか、患者家族の鈴木桂子氏が登壇する。


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薬事審不承認でも解約できず=新型インフルの輸入ワクチン−厚労省(時事通信)

 新型インフルエンザの輸入ワクチンは、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会で販売が承認されなかった場合でも解約できる規定がなかったことが30日、分かった。審議会は今月に承認を了承したが、緊急輸入の必要性が問題となり認められなければ、販売できないワクチンを国が購入する事態となりかねなかった。
 輸入ワクチンは副作用の評価を理由に契約解除ができないことも分かっており、同省関係者は「契約時はワクチンの確保を急いでいた上、海外企業との交渉経験がなく、不利な内容になった」と証言している。 

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作家・佐々木譲 東京が舞台では書けなかった(産経新聞)

 【話の肖像画】辺境より(上)

 故郷の北海道を舞台にした警察小説「廃墟に乞う」で第142回直木賞を受賞した佐々木譲さん(59)は、道東の中標津(なかしべつ)町を拠点に執筆を続けている。グローバリズムの時代に、自ら「辺境」と呼ぶ場所にあえて身を置く。厳しい土地で生み出される作品は、地域性を血肉としつつ、多くの人々の胸を貫く力強さを備えている。画一的な東京が舞台では、この作品は書けなかった、と明かしてくれた。(篠原知存)

                   ◇

 −−受賞おめでとうございます

 佐々木 ありがとうございます。あのね、以前に「エトロフ発緊急電」で山本周五郎賞をいただいたとき(平成2年)に「これ受賞すると、直木賞はないですから」って言われてたんですよ(笑)。

 −−えっ、そうだったんですか?

 佐々木 そう。だからずっと僕は資格なしだと思ってた。「警官の血」で(第138回の)候補になったときにびっくりしました。近年は違ってきたみたいですね。(同時受賞の)白石(一文)さんも山本賞をとっておられますし。

 −−受賞作は、休職中の刑事という主人公のキャラクターが印象的でした

 佐々木 じつは主人公の設定は2番目の問題。北海道の地方都市を書き分けてみたいというのが最初にあったんです。そのために、各地の犯罪にかかわることのできる存在を考えました。道警には方面本部があるから難しい。ならば休職中にしてみよう。そういう流れです。

 −−風土を描きたかった?

 佐々木 北海道には、日本のほかの地方とは違う物語がたくさん埋まっている。それだけを書いていこうというわけではないが、目の前に面白い話がある、ならばそれを書きたい。そのひとつとして、それぞれ性格が違う町の話を書きたくなった。

 −−多様性ということですね

 佐々木 (受賞会見で)「プライベート・アイ小説」と言いましたけど、アメリカの私立探偵小説は都市小説です。アメリカの都市は、さまざまな事柄であふれている。人種が違う、階層が違う、価値観が違う。サラダボウルのように。ところが日本では、たとえ東京であっても、1種類の人間しかいませんよね。外国人が増えたといっても、さほどでもない。

 −−ニュアンスはわかります

 佐々木 アメリカならひとつの町で書ける小説が、日本では書けない。でも北海道ならそれに近いことができる。いろんな種類の人々を書ける。そう思ったんです。あれだけ違う町があって、まったく違う価値観で生きてる人がいる。炭鉱の人たち、馬産地の人たち、漁師町の人たち…ほんとうにそれぞれです。

 −−故郷にUターンされたきっかけは何だったんですか

 佐々木 父親の具合が悪くなったので。小説家はどこで仕事をしても融通が利く。最初はニセコに移住しました。

 −−地方で暮らすメリットとデメリットは

 佐々木 誘惑が少ないですから、集中できますよ。長いものを書くときは、集中をある期間継続しなくちゃいけない。東京を離れたことで誘惑に負けずにがんばれてます(笑)。デメリットは…うーん、こういうこと言うとまた敵を作っちゃうかな…地方で名士になっちゃったりすると、また仕事ができなくなる心配もある。だからその点は、偏屈を通してます。イベントの役員だとかそういうことは、頼まれてもやりません。私はここに仕事に来てるので、と。

 −−会見で「辺境」とおっしゃってました。かなり強い言葉でしたね

 佐々木 いやいや、中標津に来られたら、けっして強い言葉ではないと思うはずです。冬はほんとうに命の危険を感じるような場所。地理的にも辺境ですし、これは(生まれ故郷の)夕張もそうなんですが、ああ経済大国の辺境だな、とつくづくおわかりになるはずです。

 −−旅行で訪ねたことはありますが…

 佐々木 よく幹線道路に案内看板が立ってますね。東京であれば「セブンイレブン、次の角左折150メートル」とか。中標津の町に有名な看板があるんです。「ジャスコ、次の角左折150キロ」って(笑)。その間に小さな店がふたつぐらいしかない。こないだパエリア作るのにサフランを切らして、仕方なく150キロ走りました。そういう土地です。辺境って言葉もウソじゃないとわかってもらえますか。

 −−はい、よーく(笑)

                   ◇

【プロフィル】佐々木譲

 ささき・じょう 昭和25年、北海道夕張市生まれ、59歳。会社勤めをしながら書いた「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞し、作家に。サスペンスや冒険小説、歴史小説などを幅広く執筆。最近は警察小説が相次いで映像化されている。直木賞受賞作の「廃墟に乞(こ)う」(文芸春秋)は、心に傷を負って休職中の刑事が、北海道各地で起きる事件を追う連作集。

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