米子の2人強殺公判、遺族が厳しい処罰感情(読売新聞)

 鳥取県米子市で会計事務所社長・石谷英夫さん(当時82歳)と、同居の大森政子さん(同74歳)を殺害し預金を引き出したとして、強盗殺人罪などに問われた影山博司被告(55)の裁判員裁判の第3回公判が25日、鳥取地裁であった。

 遺族らが証人出廷し、厳しい処罰感情を述べた。26日には論告求刑などが行われ、結審する予定。

 大森さんの長男は「優しくもあり厳しくもある母だった。(被告には)死をもって償ってほしい」と強い口調で話した。石谷さんの長男は、被告が借金で追い詰められていた状況に一定の理解を示し、「事件は加害者、被害者という単純な図式ではなく、複雑な気持ちだ」と述べて無期懲役を求めた。

 一方、弁護側証人として出廷した被告の長男に、被害者参加制度を利用している大森さんの長男が「もし死刑が確定したら私を恨みますか」と直接尋ねた。この質問を小倉哲浩裁判長が「遺族にそれだけ激しい思いがあることをどう思いますか」と言い換えると、長男は「そう思われても当然です」と答えた。

 また、裁判員ら計5人が被告に質問。男性の裁判員は「2番目の暴挙(大森さん殺害)にまで出ようと思ったのはなぜか」と尋ね、被告は「石谷さんと大森さんは一体(の存在)だった」と述べた。

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