政投銀、企業・三セクの支援強化＝専門会社設立、500億円投資へ（時事通信）

　日本政策投資銀行が昨年12月、企業再生の専門家を結集した投資会社を設立したことが4日、明らかになった。景気回復が遅れる中、苦境にあえぐ企業や自治体が抱える第三セクターの構造改革を支援し、経済の活性化につなげる狙い。政投銀は新会社の助言を基に、今後2〜3年間で500億円規模の投資を目指す。官民出資の企業再生支援機構と再生案件で協調することも検討する。
　新会社の名称は「DBJ投資アドバイザリー」（本社東京）で、政投銀による投資のかじ取り役を担う。社長には米大手投資会社サーベラスの日本部門で中心的な存在だった村上寛氏を招いた。また、国内外の金融機関から合併・買収（M＆A）や企業再生の専門家を中途採用した。　

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