「杭打ち方式断念」報道を否定 普天間問題で松野官房副長官(産経新聞)

 松野頼久官房副長官は19日午前の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設先に関し、「工法について何か決定したという事実は一切ない」と述べた。政府が同県名護市辺野古沖合に杭(くい)打ち桟橋方式(QIP)で代替施設を建設する案を断念し、現行案の埋め立て方式に戻すことを米側に伝えたとの一部報道を否定した。

 また、近く来日するクリントン米国務長官と岡田克也外相との会談については「韓国の哨戒船沈没の案件やイランの核問題への対応という問題が中心だと聞いている」と述べ、普天間問題は中心議題にならないとの見通しを明らかにした。

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<普天間移設>政府案決定へ協議…閣僚会議(毎日新聞)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、鳩山由紀夫首相は10日午前、首相官邸で関係閣僚会議を開き、政府案とりまとめに向けて協議した。米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に移設する現行計画の修正案と鹿児島県・徳之島への海兵隊部隊の一部か訓練移転に加え、米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)の戦闘機訓練を全国の米軍や自衛隊基地に移転する案など総合的な沖縄負担軽減案を検討する。

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 鳩山首相は10日午前、関係閣僚会議について「みんなで今日までの状況をきちっと確認するということだ。最終的な方向をみんなで作り上げていく努力の一環であることは間違いない」と強調した。首相公邸前で記者団に語った。

 閣僚会議には平野博文官房長官、岡田克也外相、北沢俊美防衛相、前原誠司沖縄担当相が出席。移設修正案はシュワブ沿岸部か沖合にくい打ち桟橋(QIP)方式で滑走路を建設する案が軸。沖縄の負担軽減策では嘉手納基地の訓練移転に加え、久米島、鳥島の射爆撃場やホテル・ホテル訓練区域の一部返還なども検討するとみられる。

 政府は10日の関係閣僚会議の結果を踏まえ、12日にもワシントンで日米外務・防衛当局の審議官級協議を開く方向で調整している。【仙石恭、影山哲也】

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<途上国支援大会>タイで死亡の村本さんの同僚も参加(毎日新聞)

 タイで取材中に死亡したロイター通信日本支局のテレビカメラマン、村本博之さん(43)が参加予定だった4人1組で100キロを歩く大会が山梨県で4月下旬にあり、残された同僚3人が特例で参加し、形見のマフラーを手に完歩した。途上国支援の趣旨に賛同し、3回目の出場を目指していた村本さん。晴れた空の下、ゴールした同僚たちは「彼は晴れ男だった」としのび、マフラーに顔をうずめた。

 3人は同支局員の舘俊平さん(40)、元城聡子さん(46)、谷田部幸雄さん(39)。村本さんのための参加者用リストバンドを舘さんが手首に巻き、4月23日午前9時、神奈川県小田原市を出発。タイ取材にも携えた黄色いマフラーは交代で持った。

 国際協力のNPO法人オックスファム・ジャパン(東京)が主催する大会「トレイルウオーカー」は、山梨県山中湖村のゴールまで100キロを48時間以内で歩く。寄付金12万円以上を集めるのが参加条件で、浄財は途上国の紛争・災害時の緊急支援、教育・農業支援などに使われる。

 07年に始まった大会で村本さんは08、09年に完歩。生前「海外取材で目の当たりにした貧しい子どもたちの一助になれば」と語っていた。

 今年も神奈川県箱根町でトレーニングしたり、東京・赤坂のビル30階にある職場まで階段で上ったりしてトレーニング。本番に備え1カ月前の3月下旬から禁酒し、4月11日に山中湖周辺で練習の予定もあった。だが現地からの応援要請で急きょ同8日にタイへ出張、デモ隊と治安部隊の衝突に巻き込まれ亡くなった。大会前日に帰国予定だった。

 「当たり前のようにやろう」と決めた3人に、大会事務局も特例を認めた。途中で季節外れの雪に襲われながらも25日午前8時43分、手をつなぎ47時間43分でゴール。元城さんはマフラーに顔をうずめて泣き、谷田部さんが「ビールを飲みますよ」と声をかけ、舘さんがマフラーにビールをかけ「4人」での完歩を祝った。4人分の完歩証も受け取った。

 「最終日に素晴らしく晴れました。村本さんは晴れ男だった」と舘さん。村本さんについて「みんなで何かを成し遂げるということを大切に考えていた人でした」としのんだ。【福沢光一】

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